分かる人には分かるマニアックなテクニックを導入
トータルコーディネイトが得意で、「普通の人が普通に乗れるクルマ作り」をテーマに掲げるM・CONFIDENCE(エム・コンフィデンス)。基本的にプラスしない、大きなモノはつけない、キャンバーも大きくつけない……という方針の下、シンプルなレクソン製エアロを採用し、余計と判断したメッキ部をブラックアウト。なるほど、足し算でなく引き算志向で製作していることがわかる。
ではどうやって〝引いた〟のか。顔面を筆頭にメッキ部が多いベース車だが、当車は被せ式のパネルを駆使して〝黒化〟。アンダーグリル横のL字型の部分もパネルを探し出し黒化したのだ。リアまわりも同様にパネルを駆使して明るいメッキを排除。そのうえで灯火類の一部にスモークフィルムを貼り、メッキを“減らして”いったのだ。
ホイールを筆頭とした足元にも注目。「21インチの10Jは入らない」というのが通説だが、入っているではないか。しかも、エアサスを導入したとはいえ、特殊なアーム類は一切使わずに、である。サイズ、インセットまで細かくこだわったホイールセレクト、キャンバー(Jラインのキャンバーボルト装着)まで緻密に調整することで、このスタイルが完成した。見栄えするうえに、普段も当たり前に使える。エム・コンフィデンスにはそんな40を作るノウハウがある。
SPECIFICATION[エム・コンフィデンス ヴェルファイア]
■エアロ:フロント/サイド/リア/リアウイング=レクソン、フロントグリル/リアゲートスポイラー=エムズスピード、各部カラードカバー装着/他
■その他:シーケンシャルスモークドアミラー、ヘッドライト&テール&リフレクター他=スモークフィルム、エンブレムスムージング/他
■エアサス:エアフォース
■ホイール:ワーク:ジーストSTX(21×10.0J+25)
■タイヤ:トーヨー(255/35)
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年5月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]