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王道は「SBC/ポリッシュ」! 同じホイールでも、色の違いで足元の印象が大きく変わる!

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デザイン、サイズ、そして色選びによって足元の印象が変化

クルマをカスタムするなら、まず最初にやるべきメニューがタイヤ&ホイールの交換。純正ホイールは、ボディサイズとのバランスを考えると小さく、デザインも味気ないものがほとんど。目指すスタイルによってアプローチは異なるが、サイズを大きくし、デザイン性に優れたホイールへ交換することで、クルマ全体の印象を大きく変えることができる重要な存在だ。そんなホイール選びで最も大事なのがまずデザイン。最近はディスク中央が凹んだコンケイブデザインや、スポークがリムを飛び越えるような形状のリムオーバーデザインなどが主流になっているが、そのデザインの種類は千差万別。流行をチェックしたくなるのは当然だが、一番は自分の気に入ったデザインを選ぶということ。次にサイズ。自分の愛車は何インチのホイールが履けるのか? ローダウンはしているのか? オーバーフェンダーの装着を考えているのか? など、実は様々な要素が絡みあってくるのがサイズ選び。だからこそ慎重に選ぶべきで、経験豊富なショップスタッフのアドバイスを聞きながら最終的には選びたい。そして今回注目すべきポイントはホイールの色選び。同じデザインのホイールであっても、色によって全く違うホイールに見えてしまう場合があるほど、色の重要度は高い。そこで、クレンツェの2024イヤーモデルである「ヴェルサム」で、色の違いによる印象の変化を検証していく。

SBC/ポリッシュの選択は、購入者の6割超え!

ホイールの設定色は、メーカーやモデルによって様々。基本的にはデザインされたディスク面の色で、単色の場合もあればツートンで仕立てているモデルもある。「ヴェルサム」は、標準色として全5色を用意しており、フィニッシュの違いによって価格が異なる。基準価格となるブラック(艶ありと艶なしがある)は、最もベーシックなカラーリングではあるがシンプルに履きこなしたい人におすすめ。そしてクレンツェのイメージカラーでもあり「ヴェルサム」購入者の半数以上が選んでいるのがSBC/ポリッシュだ。

SBCは、Super Black Chromeの略で、ホイール表面にブラックやグレーの下地塗装を行い、その上から特殊な技法でメッキの層を作るスパッタリングの一種。SBC/ポリッシュは、スポーク側面などをSBC、スポーク天面をポリッシュ加工したカラーリングで、SBCの黒く輝く質感とポリッシュのコントラストが、美しい表情を作り出す。高級路線としてのイメージが強く、特にアルファードやヴェルファイアの足元に相応しいうえ、ボディカラーを問わず足元で圧倒的な存在感を打ち出すことができる。

今回ブラックボディのアルファードにCG合成で各色を履かせてみたが、ホイールの色が異なることでクルマ全体の印象が大きく変わることがよくわかる。王道のSBC/ポリッシュで攻めるのも魅力的だが、あえて少数派の色で攻めるのもカスタムの楽しさだ。

スポーク側面や奥まった部分をSBCで仕上げ、スポーク天面をポリッシュ(切削加工)で仕上げたSBC/ポリッシュ。SBC独特の光輝感と、ポリッシュ加工による煌めきが高級溢れる足元を作り出す。

ブラックとシルバーの絶妙な配合によって生まれた、上品で大人感漂うカラーリング。スポーク天面をポリッシュで仕上げることで、ヴェルサムの特徴である3Dデザインがより際立つ印象に。

クレンツェシリーズの中で「ヴェルサム」だけに用意されている特別色。ディスク全体を鏡面に研磨した後、バレル研磨と呼ばれる作業を施工し、天面はブラッシュド加工。アルミの素材感を味わえる仕様。

ブラック塗装後、一部をバフ研磨で鏡面仕上げにしたブラックバフ仕様。さらにスポーク天面をブラッシュド加工し、多面性のあるカラーリングを実現。同じデザインでもSBC/ポリッシュとは印象が大きく異なる。

クレンツェ・ヴェルサムの色別販売比率

購入者の65%が選択するSBC/ポリッシュ。どんなボディカラーとも相性が良いというのも人気の理由。

組み立て3ピース構造だから可能なカラーコーディネイトシステム

「ヴェルサム」の色別販売比率で3%という少数派が選んでいるのが、その他のカラーコーディネイトシステム。ホイールを3つの部材で構成する3ピース構造だから実現可能なカスタムプランで、ディスクカラーはもちろん、ピアスボルトやバルブキャップなどを自分好みのカラーにカスタムできる。なかでもより個性的な1本を作り出せるプランがリムカラーの変更。アウターリム、インナーリムのそれぞれで色変更可能で、アウターのみ変更するというプランにも対応してくれる。標準のリムカラーはアウター/インナーともに煌めき感の強いアルマイト仕上げだが、全5色のペイント仕様を設定。SBC/ポリッシュのディスクカラーと各色を組み合わせて比較検証してみると、その印象は大きく違う。ブラックリムは引き締まり感の強い印象で、白リムは膨張色効果でホイールがより大きく見える。ブロンズリムで独創的な足元を作り出すのもアリ。標準色のアルマイトリムのカッコ良さも捨て難いが、より個性を追求するならカラーコーディネイトシステムをぜひ利用したい。

3ピースホイールは、ディスク、アウターリム(外側)、インナーリム(内側)、3つの部材で構成される。組み立て前に、アウターリムやインナーリムの色を変更可能なクレンツェの「カラーコーディネイトシステム」は、こだわり派にとって最高のシステムだ。アウターリム・インナーリムの色変更は各1万6500円/1本。

アルマイトリムに映り込むディスクが美しい、最もスタンダードな組み合わせ。高級感をストレートに味わうことができる。

落ち着き感のあるシルバーリムは、ディスクデザインをより引き立てくれる。足元全体を引き締めてくれる印象。

艶感のあるブロンズリムはアルマイトとは違った高級感を打ち出してくれる。足元のアイキャッチ効果も非常に高い。

膨張色である白は視覚的にホイールを大きく魅せる効果をもつ。リムの深さがはっきり視認できるため深リムをアピールしやすい。

黒系リムはホイール全体を引き締め、デザイン性を際立たせる。鏡面のように輝くアルマイトリムとはかなり印象が異なる。

【kranze Versam(クレンツェ/ヴェルサム)】

SIZEH-PCDPRICE
19×7.5J〜13.0J5-114.3/5-12011万2200円〜12万7600円
20×8.0J〜13.0J5-114.3/5-12012万1000円〜14万3000円
21×8.0J〜12.0J5-114.3/5-12014万6300円〜16万3900円
22×8.0J〜13.0J5-114.3/5-12018万8100円〜21万4500円
COLOR:ブラック、セピアブラックポリッシュ(5500円UP/1本)、SBCポリッシュ(2万1450円UP/1本)、ブラックバフブラッシュド(8万5800円UP/1本)、ミラーバレルブラッシュド(8万5800円UP/1本)
CONSTRUCTION:鋳造3ピース
※価格はブラック。カラーコーディネートシステム対応。 ※PCD5-120は4400円アップ

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]


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