日常使いできる唯一無二のワズ
豪華絢爛、日本のおもてなし精神を凝縮したアルヴェル旋風が吹き荒れる昨今、その対極に位置するミニバンっぽい乗り物!?(実のところは軍用車)がロシア原産のワズだ。日本国内へはごく少数が並行輸入される希少車で、ご覧のバンタイプ「2206」を筆頭にトラックタイプやボンネット付き車両もラインアップされる。
UAZ 2206が超個性的すぎる
そんな質実剛健の塊とも言えるワズを日常のアシとして気兼ねなく付き合える1台に仕立てたのが、千葉県内随一のビルダーとしてだけでなく愛猫家としても知られるクールフォーエヴァー代表の中沢氏。初期モデルから65年も生産され続けている割にベース車両のクオリティは推して知るべしレベルで、すべて錆びていたネジやボルト類は400本以上を総取っ替えし、ボディパネルには40枚以上のレアルシルト(高性能制振材)を敷き詰めて快適性を向上。昨夏にはラジエタークーラントがダダ漏れするアクシデント等を乗り越え、日本の春夏秋冬を走り切れるポテンシャルをモノにしている。
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年3月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]